まさかの瀕死!?麻溝公園で頂いたヒメアジサイの苗の裏事情【救出篇】

 

2026/06/15

前回お話した通り、頂いたヒメアジサイの苗の片方に関しての事情をお話しします。上記の写真で分かる通り、片方はあまり元気とはいえません。


まさかの瀕死?!ヒメアジサイの苗の状態

そもそも最初に頂いた苗は、なんと土からすっぽ抜けていました。挿し木から発根したてのようで、1cm程度の細根が一本あるのみでした。

とてもここから育てられる気がしなかったので、交換をお願いしました。そうして再度頂いたのがこちらというわけです。

腐って折れた新鞘が土に落ちています

2本植っているようです。軽く引っ張ってみるとグラグラしました。五十歩百歩ですが、最初に頂いたものよりは何とかなりそうです。


というわけで、まずは抜いてみて根のチェックです。


やはり根がほとんどありません。むしろよくここまで生きていたなと思いました。

根の少なさを見るに、恐らく今年の5月頃に、花芽の付かなかった去年の枝を挿したのだと思われます。自分も同じようなことをした経験があるので分かりますが、多分挿してから2ヶ月は経っていないくらいかと。

古い枝でも新芽が付いていれば挿し木は可能ですが、芽があまりにも小さかったり枝自体が細くて貧弱だと、こういう感じになります。


用土は赤玉土メインに腐葉土だと思いますが、この腐葉土がドブ臭いです。水気が多すぎて嫌気性の菌が増えているようです。

やっとのことで発根したこの子達を腐葉土入りの、言ってみれば雑菌まみれの用土に無理矢理植え付けたことで、なけなしの根っこまで腐りかけてしまっているようです。

この腐葉土入りの土は取り除き、日向で乾燥させて殺菌します。



瀕死の苗を緊急オペ!

苗は水に浸けて、根っこに付いた古い土を綺麗に洗い流しました。あんまり元気そうな根っこではありませんが、片方は回復の見込みはありそうです。

もう一方の小枝は根の出た形跡はありますが、おそらくもう死んでいそうです。


見込みのある方を、清潔な鹿沼土の小粒にゼオライトを混ぜたものに植えます。ポットサイズは2.5号。


いちおう死んでいそうな方もダメ元で挿しておきます。余っていた挿し木用土(赤玉細粒、鹿沼細粒、軽石)に同じ2.5号ポットで植えました。でもこれはもう無理だと思います。


せめて片方だけでも、回復して上手く根付いてくれることを祈ります。



幸いなことに、頂いたもう一方の苗は元気そうです。こっちの腐葉土もドブ臭がするのとキノコが生えていたので、しばらく風通しのいい日陰で養生させます。


こうしてみると、欲張って他の品種を貰わなくて本当に良かったです。

これをご覧になった皆様も、無料配布でどうしても欲しい品種があるのなら、ぜひ他の品種に浮気せず2苗は確保しておくことをおすすめします。リスクヘッジ大事。


いろいろ述べましたが、この苗は公園のご好意で頂いたものです。決して文句が言いたいわけではありません。

そもそも合計400個も挿し木苗を作って無料で配ることに無理があると思います。

北公園の記事でも書きましたが、向こうは合計約100個でもギリギリだったのに、麻溝公園は4倍の400個です。きっと数を間に合わせるために、限られた時間と費用の中でやりくりした結果なのでしょう。



残された謎

さて、ここまで書きましたが、実はこの元気そうな方のヒメアジサイ、本当にヒメアジサイなのか?という疑惑が浮上しています。

北公園のヒメアジサイと並べた様子

写真を見ると判りますが、ヒメアジサイにしては葉に照りがありすぎるのです。持ち帰って自宅のホンアジサイやヒメアジサイと見比べてみて、初めて気がつきました。

ちなみに死にかけ苗の方には「ヒメ」という札がなぜか最初からついていて、おそらく間違いないと思います。

しかしこの元気な方の苗は⋯⋯ヒメアジサイかどうか限りなく疑問です。瀕死の苗を見る限り、札落ちして違う品種が混入する可能性は十分あり得るでしょう。

とはいえ麻溝公園のヒメアジサイは、ヒメアジサイの中では葉に厚みと照りがあるタイプであるのも事実です。

この謎を解明するためにも、死にかけ苗の方には是非とも頑張ってもらわねばなりません。今後の成長に期待ですね。

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